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さいたま市浦和区常盤9-33-17
グランスイート浦和常盤1階

一般皮膚科

桜かぶれ(接触皮膚炎)

かぶれ(接触皮膚炎)

ほとんどの方が一度は経験があるような、一般的な皮膚疾患です。皮膚についた物質により炎症を引き起こされることで赤い発疹や丘疹ができたり、かゆみがおこったりします。原因は、金属、植物、化粧品、洗剤などさまざまです。パッチテストなどで原因を特定し、接触を避けることが大切です。治療は、ステロイド剤のぬり薬や抗アレルギー薬の飲み薬などで行います。

桜じんましん

じんましん

大小さまざまな赤い膨らみが突然現れ、激しいかゆみを伴います。数時間もすれば消えますが、半日から一日中続く場合もあります。1か月未満におさまる急性じんましんと1か月以上続く慢性じんましんがあります。原因としては、引っかいたりこすったりの刺激、食物、汗、寒冷、薬、ストレス、感染症など様々あります。じんましんの70%位は原因がはっきりしませんが、症状に応じて採血・アレルギー検査などを行い、原因・悪化因子の特定と除去・回避が必要になります。治療は、抗アレルギー薬の飲み薬が基本になります。

桜アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

かゆみの強い湿疹が繰り返され、皮膚の乾燥を伴うのが特徴的な疾患です。患者様の多くがアトピー素因(アレルゲンに対してアレルギーを起こしやすい体質)を持ちます。食物や衣服、汗、ダニやハウダストなどが原因となっている場合もあり、症状に応じて採血・アレルギー検査を行います。アレルギー検査で陽性のものは、なるべく避けたり生活の工夫によって、症状を改善することができます。治療は、保湿剤で乾燥から肌を守ることを基本とします。湿疹の状態に応じてステロイド剤や免疫制御剤の塗り薬を使用します。症状が治まってもしばらくステロイド外用薬等を続ける「プロアクティブ療法」を行います。かゆみの強い場合には抗アレルギー剤、漢方薬の飲み薬を使用します。最近では、アトピー性皮膚炎の原因にかかわる分子をターゲットにした生物学的製剤デュピルマブ(デュピクセント®)での治療も行っております。過剰な免疫反応を抑えることを目的にエキシマ光線治療法を行うこともあります。

桜にきび

にきび

毛穴に皮脂がつまった面皰(コメド)、増殖したニキビ菌やたまった皮脂により炎症がおこり赤い丘疹や膿を伴う膿疱がみられます。ひどくなると瘢痕(ニキビ痕)を残すこともあります。ホルモンの影響が大きく、思春期に多くみられます。それ以外でも睡眠不足やストレス、不摂生によっても発生します。治療は、年齢や肌質により若干異なりますが、毛穴のつまりを取り除く外用剤や抗菌剤などのぬり薬、抗菌剤やビタミン剤の飲み薬で行います。光によるニキビ治療も併せて行っております。保険外診療では、ケミカルピーリングやイオン導入などを行います。

桜やけど

やけど

やけどの深さや程度、部位によりますが、応急処置として水道水を出しっぱなしにして速やかに冷やす事が大切です。水ぶくれができた場合、水ぶくれは傷口を保護する役割があるので、ご自身で破かずに診察を受けてください。診察を受けるまでの間は、冷たい水でしぼった濡れタオルや保冷剤をハンカチなどでくるんだものを当ててください。治療は、炎症を抑えるぬり薬や各種創傷被覆材を用いて行います。

桜帯状疱疹

身体の左右のどちらか一方にピリピリとした刺すような痛みと、これに続いて皮膚の赤みや水膨れが帯状にあらわれます。水ぼうそうのウイルスよっておこります。発症は幅広い年代で診られますが、ご高齢の患者さんが多いです。加齢やストレス、過労が引き金となります。治療が遅れると重症化するため、早めの治療をお勧めします。合併症に注意しながら治療を行います。治療は、ウイルスを抑える飲み薬を基本とし、痛みの強い場合には、鎮痛剤やビタミン剤の飲み薬で行います。

桜たこ・うおのめ

たこやうおのめは、主に足のゆびや足の裏の皮膚の角質が厚くなっている状態を言います。たこは皮膚が厚く手で触ると固く感じる状態を言います。うおのめは皮膚の厚くなった中央に芯ができ、神経を刺激する痛みを伴います。治療は、角質を削ったり、角質をやわらかくするぬり薬で行います。履き物をご自身の足に合ったものに変えることで改善されます。

桜いぼ

いぼ

皮膚の表面がザラザラしたできものをいぼと言います。ウイルス性いぼと老人性いぼとに分かれます。ウイルス性いぼは、皮膚にできた小さな傷などからヒトパピローマウイルスが感染し、数が増えたり、大きくなります。治療は、主に液体窒素冷凍凝固法を行います。いぼが大きくなると治療回数が増えますので小さいうちに治療するのがお勧めです。いぼの種類によってはぬり薬による治療も行えます。老人性いぼは、中年以降の顔面、頭部、体幹にみられる黒色~茶褐色の良性腫瘍です。加齢とともに増加する傾向があります。治療は、液体窒素冷凍凝固法を行います。保険外治療は、レーザーによる除去を行います。

桜白癬(水虫)・たむし

白癬(水虫)・たむし

白癬(水虫)は白癬菌というカビの一種に感染することで広がります。趾間や足爪、足底、踵、股部などに感染します。公共の場を裸足で歩いたり、靴やスリッパ、バスマットなどを共用してうつるとされています。不適切な治療によって、かぶれや細菌感染症を合併している場合もあります。真菌顕微鏡検査で白癬菌が陽性の場合、皮膚だけであれば抗真菌剤の塗り薬、爪にも認められる場合には塗り薬、飲み薬による治療を選べます。自己判断で治療を中止されますと再発しますので定期的な通院をお勧めします。
※飲み薬での治療を希望される場合は、3か月以内の肝機能等の採血データを持参されると当日中に薬の処方が可能です。

桜尋常性乾癬

皮膚が赤く盛り上がり、表面がかさぶたのようになって白い粉のような皮膚片がはがれ落ちるのが特徴的な疾患です。髪の生え際、肘、膝、腰、爪などに現れやすく、全身に広がります。半数以上でかゆみを伴います。治療は、ビタミンD3製剤やステロイド剤の塗り薬で行います。かゆみがある場合は抗アレルギー剤ののみ薬も使用します。過剰な免疫反応を抑えることを目的にエキシマ光線療法を行うこともあります。PDE4阻害薬(オテズラ®)やレチノイド(チガソン®)の飲み薬で治療を行いますが、重症度が高く生物学的製剤での治療を希望される場合は、総合病院や大学病院にご紹介させていただきます。

桜手あれ

手あれ

手あれは手湿疹と言い、手や指がかさかさし、ひどくなると切れて痛みを伴います。手指が乾燥することで皮膚のバリア機能が低下してしまうと悪化の要因となります。治療は、保湿剤やステロイド剤などの塗り薬を使用します。予防としてはスキンケアを正しい方法で行うと効果的です。

桜アレルギー

アレルギー

アレルギー検査は、MAST36、Viewアレルギー39、MAST48mix等を採血で行っております。
パッチテストはパッチテストパネル®(S)、金属15種類を行うことができます。

MAST36

トマト、マグロ、モモ、サケ、キウイ、エビ、バナナ、カニ、ゴマ、ミルク、ソバ、豚肉、小麦、牛肉、ピーナッツ、鶏肉、大豆、オボムコイド、米、卵白、オオアワガエリ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、コナヒョウヒダニ、ハウスダストⅠ、ネコ皮屑、イヌ皮屑、カンジダ、アルテルナリア、アスペルギルス、ラテックス

Viewアレルギー39

ヤケヒョウビダニ、ハウスダスト1、ネコ皮屑、イヌ皮屑、ガ、ゴキブリ、スギ、ヒノキ、 ハンノキ、シラカンバ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ、アルテルナリア、 アスペルギルス、カンジダ、マラセチア、ラテックス、卵白、オボムコイド、ミルク、小麦、ソバ、米、エビ、カニ、大豆、ピーナツ、鶏肉、牛肉、豚肉、マグロ、サケ、サバ、キウイ、リンゴ、バナナ、ゴマ

MAST48mix

卵白、オボムコイド、ミルク、小麦、ソバ、米、大豆、ピーナッツ、ゴマ、ヘーゼルナッツ、クルミ、アーモンド、サバ、マグロ、サケ、エビ、カニ、牛肉、鶏肉、豚肉、トマト、モモ、バナナ、キウイ、ハウスダストⅠ、コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ、アスペルギルス、カンジダ、アルテルナリア、ペニシリウム、クラドスポリウム、イヌ皮屑、ネコ皮屑、ラテックス、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、オオアワガエリ、カモガヤ、ナガハグサ、ハルガヤ、ギョウギシバ、ヨモギ、ブタクサ、オオブタグサ、ブタクサモドキ

パッチテストパネル®(S)

ニッケル、ラノリン、フラジオマイシン、クロム、カインミックス、香料ミックス、ロジン(精製樹脂)、パラベンミックス、ペルーバルサム、金、コバルト、ホルムアルテヒド樹脂、エポキシ樹脂、カルバミックス、黒色ゴムミックス、イソチアゾリノンミックス、メルカプトベンゾチアゾール、パラフェニレンジアミン、ホルムアルデヒド、メルカプトミックス、チメロサール、チウラムミックス

金属パッチテスト

アルミニウム、コバルト、スズ、鉄、白金、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、銀、クロム、ニッケル、亜鉛、金、銅

検査手順

初日(火または土曜日):パッチテストのテープを背中に貼付します。

※第2回目判定までは、背中のテープを濡らすことはできません。
下半身のシャワー浴は可能です。


第1回判定:48時間判定(開始より2日後来院)

テープを除去30分後、最初の判定を行います。


第2回判定:72時間判定(開始より3日後来院)

この日のテープ除去後から入浴は可能となります。


第3回判定:最終判定(開始より7-10日後来院)

最終判定を行います。※ 経過により省略する場合もございます。

桜あせも

あせも

あせもは汗疹(かんしん)と言い、汗管が詰まることで炎症になり、かゆくなったり、ぶつぶつができたりします。予防は、汗をかいたらこまめに濡らしたタオルで拭いたり、シャワーで汗を洗い流すことです。治療はステロイド外用剤の塗り薬で行います。

桜脂漏性皮膚炎

頭皮や顏(特に眉や鼻の周り)、耳、生え際にカサカサしたフケのようなものができたり、炎症を起こして赤くなったりします。かゆみが出ることも多いです。皮膚に常在しているマラセチア菌という真菌の一種が関与していると言われています。治療は、抗真菌剤の塗り薬、ステロイド剤の塗り薬で行います。ミコナゾールが含まれた洗浄剤で洗い、清潔に保つことが大切です。

桜巻き爪・陥入爪

巻き爪・陥入爪

巻き爪は陥入爪(かんにゅうそう)と言い、爪の変形が生じており、爪が筒状に丸くなり皮膚の中に食い込んでいる状態です。先天性の場合もありますが、深爪や外傷など後天性の原因が多いです。当院での治療は巻き爪ワイヤー法(マチワイヤー)を行っております。爪にワイヤーを挿入して平らになるように治療を行います。また深爪をしないこと、足の形に合った靴を選ぶこと、足趾先端に力を入れるような歩き方をすることが重要です。

桜シミ

シミ

老人性色素斑、雀卵斑、肝斑などがあります。老人性色素斑は日光のよく当たる顔や手の甲等にできる茶色いシミです。通常は平らですが、だんだん隆起してくることがあります。レーザーやハイドロキノンで治療します。雀卵斑は子供の頃からある鼻や頬を中心に分布する茶色のシミです。レーザーやIPL、ハイドロキノンで治療します。肝斑は頬や額等の左右対称にみられる薄茶色のシミです。ホルモンバランス、マッサージ、こすれやお湯の刺激が原因となります。トラネキサム酸の飲み薬、ハイドロキノンで治療します。

桜ほくろ

色素性母斑と言われるアザの一種です。平らなものや隆起したものがあります。ほくろ自体は良性ですが、見た目がほくろのようでも悪性腫瘍の場合があります。ダーモスコピーという虫メガネのような機器で検査します。当院ではほくろの治療はレーザーで行っています。

桜ヘルペス

ヘルペスウイルスが感染して、痛みをともなう水ぶくれができます。1型と2型があります。ヘルペスウイルスは感染してすぐに症状が現れず神経の根本に潜伏して、体調不良やストレスなどで免疫力が落ちた時に症状が現れます。治療は抗ウイルス薬の飲み薬や塗り薬による治療を行います。

桜日焼け

日焼け

皮膚を日光に長時間露出したりするとおこる炎症です。海水浴、スキー、外での仕事等で起こります。赤くなりヒリヒリした痛みが出たり、ひどくなると水ぶくれができて数日後に色素沈着します。治療は患部を冷やすこと、ステロイド剤の塗り薬で行います。予防は日焼け止めクリームと塗ったり、日焼け止めのサプリメントを服用することです。

桜ケロイド

傷が治る過程で体質や過剰に傷を動かす、感染が生じたなどの要因が加わると赤く盛り上がり、かゆみや痛みを生じます。飲み薬やステロイド剤の塗り薬・テープ・注射で治療します。

桜円形脱毛症

主に頭髪に脱毛がほぼ円形にでます。原因はストレスと考えられていましたが、免疫異常により毛球部がリンパ球によって攻撃されてしまう自己免疫反応により、毛根が傷んで脱毛が起こると考えられています。アトピー性皮膚炎の患者さんに起こりやすいです。ステロイド剤の塗り薬、液体窒素での冷却療法、エキシマ光線療法で治療します。

桜尋常性白斑

色素を作る細胞であるメラノサイトがダメージを受けておこる自己免疫疾患で皮膚が白く なる疾患です。治療はステロイド剤や免疫抑制剤、ピタミンD3製剤の塗り薬で行います。 エキシマ光線療法も行います。

桜掌蹠膿疱症

手のひらや足の裏に水ぶくれや膿ができたり、赤くカサカサしたものが繰り返しされる疾 患です。治療はステロイド剤・ビタミンD3製剤の塗り薬、ビタミンH(ビオチン®)の内服を行います。エキシマなど紫外線療法も行います。病巣感染の治療や歯科金属の除去によ り、症状が良くなることがあります。

桜皮膚腫瘍

皮膚腫瘍は良性と悪性があります。視診、触診およびダーモスコピーという虫メガネのよう な機器で検査します。良性でも手術を希望される場合、悪性が疑われる場合は、適切な医療 機関をご紹介いたします。気になるものがあれば、早めにご相談ください。

桜薬疹

薬を服用、注射、点滴を行うことで生ずるアレルギー性発疹です。まずは原因薬の使用を中止します。重症の場合は中止だけでは良くならないので早目の受診が必要です。

桜しもやけ

しもやけ

温度差が原因で血行が悪くなることにより手足、耳、鼻、頬が赤く腫れます。治療は血行を 良くするビタミンE剤、漢方薬の飲み薬、血行を良くしたり保湿効果のある外用剤を塗り ます。かゆみが強い場合は抗アレルギー剤の飲み薬を用いる場合もあります。

桜蜂窩織炎・丹毒

黄色ブドウ球菌やA群β溶血性レンサ球菌が、毛穴や小さな傷から感染して炎症を起こし ていることをいいます。赤く熱があるところは安静にして冷やします。治療は抗生物質の飲み薬で治療を行います。症状がひどい場合は、入院による点滴治療が必要になります。